クラフト粒子散布中

ガンプラ工房 クラフト粒子の、ガンプラ作成日記

菱井オヤブンGRヤリス(1) ベースボディの作成

今回は、菱井オヤブンのGRヤリス2023仕様の作成。
スケールは1/30です。

菱井オヤブンは2023の全日本ジムカーナ選手権のシリーズチャンピオン獲得で、
なんと16回目のシリーズチャンピオンです。

僕の中で「鉄人」です(笑

ちなみにオヤブンはスっと優しさをくれる方です。
取材中にこっそりエンジン冷やす扇風機を向けてくれていたりします(笑

 

さて、後依頼主から大量のGRヤリスが届きまして

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今回怒涛の6台同時作成です。

ボク本来は過去に「同時に3台まで」としたんですが
ちと時間もなくて気合で望みます。
なお、過去最高記録は、同時に20台です(大笑

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ボディの状態を均一に慣らしてベースボディとします。

よって、下地から、デカールが貼れる状態の無垢の状態まで
表面処理を何度も繰り返します。

下地が悪いといくらデカールの上からクシアー吹いても
デコボコは変わりませんの。

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側面の状態。
この状態でまず均一にしますから、サフの上から少々研ぎます。

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そして、白にしていきますが・・・

オヤブンのGRヤリスはパールホワイトなので
白の上にパールを重ねます(笑

あ、純正のタッチペンで重ね塗りしています。

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クリアーを重ね、研いでから仕上げのクリアー

綺麗なパールホワイトになりました。
なお、天井はそのまま生かして使うこととします。
カーボンボンネットにしなければならないのですが、実車の天井と本当のカーボンボンネットでは色合いが違うんです。

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自作デカールのテストをします。
普通のコピー紙に印刷して、ボディに被せてみます。
位置が問題なければデカール用紙への印刷が可能です。

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こんなふうにデカールを作成しています。

今回はチャンピオンを決めた鈴鹿でのゼッケン163で作成いたします。

 

ここでトラブル。
マイクロドライプリンターが遂に昇天してしまいました。

白下地に重ね印刷が出来なくなり、熱転写できない部位も多々。
あわてて下地の白デカールのみ印刷して、ギリギリ印刷できた感じでしょうか。

デカールを貼り付けるために2周しなければならないです・・・大変。

 

ボクのMD-5000は26年選手でしたので、いつ壊れてもおかしくなかったのですが・・・

大きいデカールの印刷はもう出来なくなってしまいました。

大きい、の語弊はありそうですが
3cm角以上は印字失敗確率が高くて、用紙が幾らあっても足りなくなっちゃいますね(笑

 

さて、ボディの残作業を済ませてしまいます。

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リアウィングとバンパー下部をマステ塗装で塗り分けちゃいましょう。

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6台分完了w

ボディの分解も6台でしたから、数日リューターでガリガリしていたんですよ・・・・w

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さて、下地の最後の処理
カーボンボンネット、です。
こちらはハセガワのフィニッシュシートで処理します。
良く伸ばして貼りますが、伸ばしすぎても勿論ダメです。

上手く軟化剤も使って馴染ませます。

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余分な部位をカットして炭化完了です。

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これでデカール貼り付けの準備が出来ましたね。

ここからは大変地味な画が続きそうなので、ブログは短めに纏めます。

 

それではまた次回~

工具話:デカール編(工具・軟化剤)

デカール編、となっていますが
ボクが貼るデカールは殆どが自作。

印刷して自分でカットして貼りつけるという性質上、
通常のデカール貼りとは少々かけ離れています。

しかしながら、ボクは通常のデカールでもあまり作業性を変えませんので
結構汎用性もあるのかなぁ?と思いブログにしてみました。

そしてデカール貼りにも使うけど
一般的に工作に使う工具もありますから、同時に参考にしていただけたらと思います。
そう、参考で。正解ではないですよ。ボクの生態です(笑

 

まずはピンセット

 

www.tamiya.com

色々なピンセットを使って見ましたが、ボクにはこのピンセットが一番でした。

まず、本体の肉厚と
先端の細さ、耐久性が凄い。
先端が曲がり始めても、元の形状に直してあげることも出来、
先端をヤスリでもう少し鋭くしたり、とか
とても整備性も良いのです。
先端が特に修正しやすく、いつまでも使用できるすぐれた工具です。
通常の物、先端を好みに修正している物、2本を使用しています。

 

次にナイフ

ナイフは2種類使っています。
といいますか、最近増えました。

www.olfa.co.jp

メインで長年使用してきたのは、オルファのデザインナイフです。
その中でも、この曲線刃を好んで使用しています。
ボクは自作でカールばかりになるのですが
デカールのカットを自由自在に出来る必要性があります。
かつ、デカールカット面が毛羽立ったりしてはいけないので
かなりの切れ味を希望します。

こちらの場合、切れクチが滑らかになる為、デカールの切り出しに最適なのです。
しかしながら、刃の高騰により、次のナイフに移行しつつあります。

www.ntcutter.co.jp

コチラは、基本的にコスパ重視で導入したのですが
切れクチもまぁまぁで、デカールカットに現在使用しています。
ともかく
刃物って紙を切ると見る見るうちに切れ味が落ちてしまうので
オルファですと物凄いコスト高なんです。

一応、もうデカールカットはもうだめだよなぁ、という刃先は
通常の工作に降ろして使うのですが、切れなくなる速度は速いんです。

こちらを使ってみると、1刃につきデカール5台分までいけました。
それ以降は満足できる切れ味ではなくてデカールカットには刃先交換となりましたが

これ1つの刃から9回分とれますし、100本入ってるんですよね・・・・(笑
すなわち900回は先を交換できるわけで。
それで1900円弱でしたので、恐るべきコスパかと。
ただ注意点は
刃の面は短いので、オルファを使わなくなるわけではないのです。

 

www.ntcutter.co.jp

なお、こちらのナイフ柄を使用しなければならないのですが
使い慣れてきました。
デカールカットできなくなった刃先は模型の切削に使用するため、もう1本こちらの柄を買おうと思います。
(オルファもデザインナイフは2本の柄を使っています)

 

さて、デカール貼り付けの心強い味方
デカール軟化剤
です。

入手しやすいコチラ、は常備しています。

www.mr-hobby.com

クレオスの軟化剤は常備しています。
ただし、コチラは「軟化」は大変緩やかで
ノリって思ったほうがいいかなぁと。

平面に対しては良く使います。

ちなみにデカール白化(デコボコに馴染んでいない証拠)を防ぐために使用している人も多いと思います。
ボクはデコボコ面はタミヤオヌヌメしますが
白化させないためには、一番なのはやはり表面はクリアー面を作っておくのが一番です。後で研ぐならなおさらです。

 

www.tamiya.com

タミヤのコチラのデカールのりは、クレオスより軟化が強いと思います。

なるべくデコボコが多い面に対してはコチラを使うことが多いです。
貼り付ける部位に点で置いて、デカールを置いて自然に広がってもらう感じでしょうか。

注意点は、クレオスもですが
デカールを強く押しても極端にくっつきがよくなるわけではないので
デカールはやはり貼り付け後にクリアー塗装でコートするのが良いですね。

まず剥がれます。

 

nippper.com

こちらは最終兵器的な軟化剤
マジで物凄い軟化します。
なんならデカールを伸ばしランナーみたく ニューーーーっと伸ばせるくらいまで軟化します。
そしてそのスピードは物凄く速いので、的確に使用しないとデカールが大変な状態になります。
使い慣れることが大事ですね。
まぁ塗布して5秒以内に抑えて定着させる、がよいかな
軟化しすぎると、上から押すと綿棒やティッシュと合体します。

ほんと集中して使いましょう。

なお、コチラは軟化が良すぎて凄く貼り付け面と融合しますが
ノリではないんですよね。
ですから、やはりクリアーコートは必要・・・・
特に、初回のクリアー塗装はシンナー希釈多めになるでしょうね。
シンナーで定着しますからね。

ボクはまずやりませんが、生シンナーの霧吹きで、という定着方法もあるんですが
この軟化剤同様結構危険なのでボクは「殆ど」やりません。

デカール貼り付け後に、乾燥したあと
気泡になってる部位にナイフを入れてこの軟化剤を入れることはあります。
勿論スピーディーな作業でなければ、軟化しすぎて剥がれます。

正に最終兵器(笑

 

さて、デカール編はココまでです。
また何かの工具で、ブログをしたためようと思います。

昭和60年の、ガリアンお年玉プレゼント

以前、まだwaveのガリアン発売発表前に、
アザルトガリアン作ろうかなぁって思って積から引っ張り出したんです。
中を見てみると、
あー、こんなのあったなぁ・・・

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お年玉が当たるクジね。

でも、昭和60年のクジですし、もう当選番号も、何が当たるのかもわからないかな・・・

と思いましたが
調べてみると当選番号が載った3Dジャーナルが見つかりまして。

当たっているか見てみることにしました。

↓という動画です(笑

youtu.be

記憶にある方、一緒に懐かしんで下さいませ。

過去作を撮り直す(3) HG Sガンダム

過去作撮りなおし編の続き。
本当に撮りなおしたかった模型は、残念ながら破損が多く、断念しました。

さて、今回はスペリオルガンダム、です。

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Mk-Vも異型でしたが、Sガンダムも結構異型感を出したくて

実はちょっと仕様が違います。

密かに隠し腕があったりしますが、部品精度悪くて展開機能はあきらめたんですよね。

1/100ならいけるかもしれない。


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色分けもまぁまぁ気に入ってるんです。
スプリット迷彩用のマステもたまたま入手しまして
地味にオレンジはスプリット迷彩なんですよ。

オレンジ色は・・・

直前に作ったラリーカーのオレンジをそのまま転用したのでした(笑

 

ビームスマートガンもアームを延長して自由に移動できるように改良。
左足には、ビームスマートガン固定用のフレームではなくビームガンにしました。

センチネル撮りなおしはココまでかな

それではまた次回~

工具話:ヤスリ

今回は
ちょっと工具のお話。
工具のリンク先はASPではなく、なるべくメーカーサイトむけLINKにしています。

僕も勿論他のモデラーさんが使っている工具というのは興味はありますが
自分が使いやすいもの
は、自分で使って見ないとわからないもの。
よく
「私に合うニッパーはどれですか?」

とか聞かれるんですが
わかりませんw
ご自身で買って使ってみていただかないと。
僕はこれで十分、っていうニッパーを使っています。
二度切りも殆どしません。

僕のブログでは「これじゃないと!」っていうお話ではなくて
単純に僕が使っている工具を紹介するだけです。

さて、今回はヤスリに絞ってみます。

まずは
鉄ヤスリ

mineshima.co.jp

このミネシマの鉄ヤスリとの出会いは、地元のミヤケ模型さんで紹介してもらって買ってから、なのですが
とにかくヤスリを当てやすい。

いろいろな形のヤスリが入っているので、結構つかっています。
また、ガリガリガリっとヤスるより、ズアーっと1回、2回、3回とかけていく感じの使い方が多いです。
初期面を出すのにも使っています。

ほんと使いやすい。


次に
スティックヤスリ

www.bandaispirits.co.jp

このスティックヤスリ、大きいのと小さいのがあるのですが
どちらも使っています。
大きいのは鉄やすりで面を出した後、600、1000で面の仕上げをしたりします。

鉄やすりで面を出せない広い面について、400で削っていくことも。
但し、先に鉄やすりで面の具合を見ることもあります。

同じくスティックヤスリなのですが、
丁度アラーキーさんのXのポストを見つけましたのでLINKしてみます。

僕はこのセリアのクッションやすりという名のスティックやすり、物凄く使っています。
特に600~1000番を使います。
バイダイのは仕上げに使いますが、セリアのは荒削り等に使います。
(1000は仕上げにも使える)
コスパは最高です。


その他、ヤスリの親父 を使っています。

pit-road.jp

コチラもミヤケ模型で購入したのですが
面の安定性がとてもいいです。僕は320番を愛用しています。
幅もあってゆがみづらく、きっちり面が出る感。
他の番手も買ってもいいかも。
バンダイのは削れなくなる速度が速いので、次はコチラにして見ますね。

もう1つ、スティックというか板というか
とてもヤスリに硬さを求めることがありまして、そういう場合は

sujibori-do.ocnk.net

このスジボリ堂の面出しヤスリを使います。
これ、実は
全然痛まなくて、いつまでも使ってる感じです。
友人にお土産で頂いたヤスリなのですが
買い換えることもなくずーーーーーっと使ってます(笑

次は
特殊なヤスリ

argofile.co.jp

こちらのアルゴファイルジャパンさんのナイフ型ダイヤモンドヤスリなのですが
スジボリや、段落ちした部位にヤスリを入れるために使っています。
3Dモデリングになるとスジがダルくなることもありますが、
結構キッカリします。
合わせ目を消した時に、このヤスリだけでスジを復活させることもあります。
使い方に寄っては刃先が真っ直ぐ走るんですよね。
メインで600を使っていますが、最近400も欲しいです。

他には紙ヤスリ等になりますが、
そちらは特に拘っていないんです。
爪楊枝の先につけるちっちゃいやすりを作るときも、まぁ手持ちの適当な紙ヤスリだったりもします・・・

なんか整備工場がなくなるときに、工具とかヤスリとか沢山貰ったのですが
その中に大量の紙ヤスリが・・・
板に紙ヤスリを置いてザークザーク削ったりにも使っているのですが
まぁ紙ヤスリは紹介しないでおきます(笑

タミヤのも使ってますよ(笑

 

ところで皆さんはどのくらいの頻度で使用しているのかわかりませんが
僕は研ぎ出しにも面を滑らかにするにも、
スポンジヤスリを多用しています。

www.tamiya.com

紹介しているのは400番ですが
このタミヤのスポンジシート、全番手を使用しています。とにかく好き(笑

ただ、2000以上になると、そんなに信用してないかな・・・w
研ぎ出しにはちょっと???です。耐水ペーパーで水研ぎのほうがいいかと。

 

最後に
ヤスリのメインテナンス

hobby.dengeki.com

お友達から頂いた、推しのメンテツール
ヤスリカス取り「トレマス」です。
ミネシマのヤスリとか
これで綺麗にしています(笑

 

大体普段使っているものは紹介できたかなぁって思います。

皆さんはどんなヤスリでモデリングしているのか
実はあんまり知らないのですが
何かお互い発見があるとイイナァって思ってしたためました。

ヤスリ紹介動画も作るかもしれないです。

 

それではまだ次回~
(次回あるのかな?w ニッパー編はやらないよw)

なお、道東の皆さんは、模型屋さんでヤスリがけの悩みを告白して(笑)、
何かヤスリを紹介してもらいましょう。

www.miyake-shouten.jp

過去作を撮り直す(2) HGUC 1/144 ガンダムMkV

過去作撮りなおし

今回は
HGUC 1/144 ガンダムMkV

です。

 

白背景で、青が鮮明に見える感じに。

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結構オリジナルなデザインを取り入れて作成した本作。

初めての3Dプリンターでしたので、

シールドブースターの出力が一番大変でした。

この作品での3D出力が今自分の糧になってると思います。

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バックパックは大幅に違います。

なんとしても「カノンモード」は出来るようにしたかったんですよね。

今となっては、脹脛の可動スラスターも3Dモデリングで可動式にしたりできますし

まぁ後からはなんとでも言えるんですが(笑

 

頑張って完成させると、いい所と悪いところをシッカリ認識できるので

次につながりますよね。

100%っていう作品はないものですから。

 

それではまた次回~(^-^)

過去作を撮り直す(1) HGUC 1/144 FAZZ

最近、過去作を取り出してリペアしたりしてるのですが
ちょっと撮影しなおしてみようかな、と思う作品もあり
前回作成した時とは違った背景だったりで撮りなおしてみました。
幾つか撮影しなおしたのですが
まずは、HGUC 1/144 FAZZ から。

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白背景で撮影しなおしたFAZZ
これ、2018年の北海道電力喪失時に、ロウソクの火の中で作り始めたんですよね。

また再チャレンジしたい作品ではあるんです。
バックパックも大幅に作り変えたかったり、等々。

胸部は左右で形状違うので、プラ板で作り直したり
結構全体的に改修はしているんです。

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バックパックはちょっとオリジナルな改良もしました。
ビームキャノンの他にミサイルポッドは延長しましたが
ドーベンウルフの様に対艦ミサイルもドンと装着したり

作っていて面白かったなぁ

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もうちょっと色分けを大人占めにするべきだったかな?とか思ったりもしました。

やはりバックパックはFAZZは大幅に違うので、一番やり直したいところ。

変形がオミットされているので、形状が別物なんですよ。

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ナナメ上からの撮影もした事無かったなぁ、と。

結構FAZZってポージングバランス難しいので(センチネル全般かw)
ちょいと足首も位置とかは変えているんですが
(カカト位置変更して前に出したんだったかな)

センチネルのスタイリングは独特なので
表現難しいですよね。
Sガンも本当はもちっと肩を大きめに・・・

やりたいことが一杯だなぁ、と思いながら撮影しました。

これもまたモチベーションになるので、皆さんも過去作品を引っ張り出してみて見直してみると楽しいかもしれません。

 

このシリーズ、ちょっと続きます(大笑