今回の作成は
1/18スケールのファビアR5
ラリーチームアイセロ仕様です。
いや、実は結構前から作業しているのですが、環境が落ち着かなくて進んでなかったのです。
取材は、去年のラリー北海道2022で存分に済ませてありました。
チームからのオーダーとはいえ、取材に協力していただいたり、マシンのあちこちの部位の質問に、メカニックの皆さんにも答えていただいて
大変作成上ピンと来るところが多く
本当助かりました。
まぁ、あとは僕の気合次第でしょうか(笑
作業を開始するには、素体の分解と型紙取りが一番初めの作業になります。
今回はixoから発売された1/18ファビアR5を使用しますが
現地で使用されているホイールではなく、全日本ラリーにて使用されているホイールに換装する必要性があるんです。
1/43ではターマックのみ作成しましたが、
今回はグラベルも作成しますから、2種類必要になります。
まずは肩慣らしにグラベルから。
ミニカー純正のホイールに、寸法を合わせます。
デジタルノギスであちこち計測して、細かいモデリングに入ります。
グラベルホイールのモデリングが出来ました。
(エアバルブをまだ付けてませんが、試験出力してからにします)
タイヤは、グラベルの場合はミニカーのゴムタイヤを流用することにしました。
他の部品に織り交ぜて試験出力です。
ゴムのタイヤを付けてみます。
まぁ寸法どおりですので、違和感はないですよね。
ミニカー(っていって良いのか、というくらい1/18はデカイ、重いw)のボディをサフって処理していきます。
タイヤの試験装着できる状態まで持って行きました。
ホイっと。
雰囲気良いですな。
本番のホイールは、粘りのあるレジンで出力しなおします。
さて、グラベルはホイール本体のみでしたが
ターマックはタイヤもモデリングしないといけないのです・・・w
カナリ実物に寄ってます。大丈夫です。
タイヤも、断面を作ってくるっと回してタイヤに変身。
パターンはブーリアン演算で削り取ります。
こちらが出力されたタイヤとホイール。
1/24プラモデルと同じ構成にしました。
はめ込んで、ピタっとな。
別パーツにしないと塗装も大きくトラブりますし、タイヤの中も結構ヌキました。
重量抑制の意味もありますが
ホイールとの断面が減って合体しやすくなります。
グラベルの車高にターマックですので、結構車高高いですね。
これは車高落とさないと(笑
では、ザクザクと3Dプリンターで出力して収穫です。
色は似ていますが、割れに食いレジンで出力しています。
ガンプラでいうところの関節パーツ、ボールジョイントに適したレジンです。
タイヤも生産(笑
予備は、トランクに積むスペアタイヤとなります。
(ホイールもね)
粗めのヤスリでザクザク削っていきますが、最後は#1000ほどで仕上げます。
うむ、よいですね。
1/24のラリーカーのシリーズで残念なのは
タイヤのパターンが全部同じだったりする点だったり。
スケール的に細かったりもしましたし、
今後こうやって出力できると好きなパターンでも作れるという事になりますね。
グラベルホイールを白く塗装して、装着してみました。
確かにR車輌はこんな感じの車高なのですが
もうちょっと下げてもいいですね。
いや、下げたい(笑
ターマックは5mm落としてみました。
それでもおなかの下のクリアランスは結構ありますし、オーバーフェーダーのスキマも大きいです。
以前のラリーカーとは違い、WRカーアタリからは足のストローク速度が速め(いわゆる軟目)となっていて、ショックのストローク確保とオーバーフェンダーの役割が大きいです。
次回は、大変苦労の連続である
デカールの作成編
です(笑