僕はマスキング塗装って結構発生するのですが
大抵の場合は細かくカットした通常のマスキングテープで済んだり、モールドにナイフを入れてマスキングテープをカットしたりしてこなしています。
マスキングって、マスキングする面が平坦であること、吹き付ける塗料の希釈を調整することで成功するのですが
今回は筆塗りです。
よって、マスキングテープを剥がした場合、境目が荒れます。
そこは大前提です。
で、題材はこちら。

赤いガンダムのヒザの塗分けです。
これ、まぁマスキング塗装しないと、老眼ではもうどうしようもないんですよ。
うまい人は塗れちゃうんだと思うんですが
僕はマスキングと、エナメルのスミイレを駆使して行います。
順を追って説明します。
他の模型にもうまく応用していけるといいな、と思ったのでブログにしてみました。

断面で説明すると、こんな風になっています。
段差があって、そこも塗料を流さないと見栄えが悪くなってしまうので
塗装を2段階に分けます。

まず、この様にマスキングする訳なのですが
普通に使っているマスキングテープでは厚みもあり貼り付けしにくさもあります。
そこでコチラを使用↓
ハセガワ Hasegawa
スグレモノ工具 シリーズ TL16 マスキングテープ(0.3mm×16m) クレープ紙 粘着テープ

これはとっても細くて薄く、伸びもよいマスキングテープなので重宝します。

では、まずこの様に筆塗しちゃいます。
今回はエナメルのジャーマングレーを筆塗り。
塗った後、まぁなるべくデコボコにならないように注意しますが
実はそのでこぼこも解消可能ですので、極端に失敗を恐れなくでもOKなんです。
あと、エナメルは塗料のノビがいいので、面相筆でスイスイ筆裂きを運べます。

マスキングテープを剥がすと、この様な段差付きになります。
ここで、エナメル塗装した部位も含めてクリアー塗装してしまいます。
そうすると、エナメル塗料は溶剤で擦っても剝がれにくくなります。
強くこすれば剥がれますが、スミイレのふき取りとかはエナメルハガレを気にするほどではないです。

次に、台形の部位にあまり塗料がつかないように注意して、
エナメル溶剤で薄めたジャーマングレーを流します。
ただし、薄めすぎるとスミイレよりも色が透過しちゃうので、何度もパレットで色の濃度を試しましょう。
ですがまぁ、スミイレの要領で色を入れるのは同じ作業です。

そして、固めの綿棒で余分な部位をふき取ります。
段差に綿棒を突っ込むのではなく、台形の角度に合わせて、初めに筆塗した部位と合わせて綿棒を走らせる感じ。
綿棒は、ちゃんと使い分けたほうがいいです。
今回赤いガンダムでは、殆どが固い綿棒でのふき取りです。
綿棒の表面がふき取り不要の部位まで入り込まないようにしないといけなかったからです。

こんな感じですね。案外奇麗にとれます。
なお、綿棒にしみこませるエナメル溶剤も少量がいいです。
しみこませたら、ティッシュで調整しましょう。そのとき綿棒をグリグリすると綿棒の表面が荒れるので、それは避けましょう。
ちなみに、これをさらにクリアー塗装して
僕は黒のスミイレも行って完成です。
先ほど少々記述した、筆塗面の荒れを奇麗にするには、
POOH熊谷さんも愛用している「トレカット」を使って磨くといいです。
これは、シタデルでもエナメルでもラッカーでも、何でも同様です。
クリアー塗装後に少しずつトレカットで撫でると、でこぼこが平坦になっていきます。
要は研ぎ出しとおなじ理屈ですよ。
勿論削りすぎに注意ですが、下地が出てもまた塗ればいいですし。
エナメルはムラになりにくいので、筆塗り入門にはいいと思うんですよね。ツヤも出ますし。
それではまた~!