霧松屋の汎用ハンドパーツが発売になります。
ざっくりとしたサイズ感ですが、手の甲の幅が11mmといったところです。
一般的に18mのロボットの1/100ほどに該当します。
あくまで汎用パーツですので、手首の軸も色々考慮してみました。
まずは、ハンドパーツの形状のCGと、出力したての状態、サポート材をカットして軽くヤスリを入れただけの状態で紹介したいと思います。
今回考慮したハンドパーツは3種類。
軽く握った手、武器を持った手、平手です。
順に紹介していきます。
こちらが、軽く握った手です。
小指に行くほうに握りが自然に内側に行くようにしました。
一応剣のような武器を持つことを想定はしています。
↓出力した状態
手の甲については、全ハンドパーツ共通で、差し込んで固定できるものではなく接着するタイプ。
また、手の根本は、手首のジョイントを接着しやすいように、ホールがあります。
1mm真鍮線を通して手首ジョイントを接着することで、折れない手首軸となります。
なお、最後に軸について説明しますが、ABSのような樹脂で出力しているので、ハンドパーツとは素材が異なります。
手の甲の、カバーをつけていない状態での寸法です。
この上から手の甲パーツをかぶせます。
サポート材をニッパーでカットして面を出すのは、この手の甲と、小指側の面になります。
こちらが、サポ材を取り除いた手の甲です。
ハンドパーツはデザインが似てしまうので、特徴を出すために工夫してみました。
手の甲の中側が少し露出するようにしました。
こちらは武器の持ち手。
握り手よりも指がひらいていますし、親指の形状も異なります。
また、武器のトリガー形状に対応できるよう、親指パーツが別になっています。
↓出力状態
親指と、中指先端を接着することで握り手として完成します。
武器の固定は、単純な接着でもよいですが、グリップに真鍮線をとおしたりして工夫してみてください。
こちらは平手。
軽く長物を立てて保持できるような
または手のひらに何かを乗せたイメージも再現できるかと思います。
↓出力状態はこちら
開きすぎないように気を使ってモデリングしました。
写真下の平手ですが、手の甲だけでなく、軸パーツも接着しています。
さて、肝心な軸パーツについてですが、6種類付属します。
材質はABSライクという樹脂で出力していて、しなやかで折れにくいです。
3mmの棒軸、4mmのボールジョイント、5mmのボールジョイントを作りました。
また、それぞれの軸について20度傾けた物が付属します。
軸の接着は真鍮線を通せるようにダボがありますので、ピンバイスでホールを作ってください。
手首の角度を自由につけるには、20度軸を好きな回転軸で接着するといいです。
小脇に抱える武器等には良いかと思います。
↓出力状態です。
こちらの3種類の左右ハンド 合わせて6個(武器持ち手の親指含む)
及び、軸パーツ6種類2セットで、1つのセットとなります。
先行販売は、釧路市のミヤケ模型さん。
ネット販売はBoothで行います。
どうか、よろしくお願いいたします(^-^