今回は、
3Dプリンターで出力した造形物から、サポート材を除去するお話。
こちらの作業は、私自身で見出して行っているもので、すべてが正解というわけではありません。
塗装も同様なのですが、自分なりのやり方でよいと思いますが
「例として」説明することにいたします。
今回サポートを除去するのは、私の新作
「グレネードアサシンダガー」です。
↓こちらにて販売しております。2個セットですよ(^-^
まず、僕が今回使用する工具から。
ニッパーは、薄刃のタミヤ製です。
特にこれで困ったことはありません。
キットもこちらで切り取っています。
キットも、サポート材の除去も、本体ぎりぎりでカットせずに少し離れたところに刃を入れると良いですね。
デザインナイフ。
こちらは安価で入手できますし、1本持っておいたほうがいいでしょう。
今回使用するヤスリ。
キットも3D出力品も、うまくヤスリをかけられないと奇麗には仕上がらないのですが
この100円ショップのスティックヤスリはかなりお気に入りです。
サクサク削れますし、その程度も良いです。
スティックヤスリでサポート痕を消した後、
表面を研ぐ為に使用するのは、
タミヤのスポンジヤスリが一番お気に入りです。
適度の大きさにカットして使います。(個人の自由です)
サポート材の除去も、キットのランナーカットも、本体側がえぐれてしまったりはするものですが
そういった部位にゼリー状瞬間接着剤を点で塗布して、瞬間接着剤の硬化剤ですぐに固めてしまいます。
硬化剤は僕は液剤を爪楊枝や竹ひごの先端でしみこませるのがお好みです。
スプレーで作業される方も勿論います。
では、サポート材のカットを開始します。
サポート材は、一気に全部を除去するものではないです。
少しずつブロック的に除去していきます。
今回はこちらの面から。
模型本体側と台座側をカットして、1本、2本ずつ切り込みを入れていき、
徐々に取り除いていきます。
周りを取れば、中身が露出するので
それまでは中身にカットは入れなくてもよいです。
周りのサポート材を除去したところ。
あとはセンターですね。
センターのサポート材も除去したら、この様に分離します。
狭いところは、デザインナイフでカットしましょう。
これで、除去そのものは完了です。
次は、本体に残ったサポート材の痕跡をデザインナイフで削り取りましょう。
ヤスリで作業でも全然良いのですが、今回は作業例としてまずサポート材をデザインナイフできれいに取り除きます。
固いわけではないので、こりこり削れますよ。
ここまで除去できていれば、ヤスリ入れも楽に進むでしょう。
スティックヤスリで、表面を研磨していきます。
エッジを出したいところは面で奇麗に削ります。
刃先をきれいにするために、この様にスティックヤスリを当てていきます。
使用しているスティックヤスリは#600と表記がありますが、#550くらいの削れ方だと思います。
本体底面にはディティールは彫っていませんから、エッジが出るように面削りしちゃいます。
#600のスティックヤスリをかけた後、僕は#2000のスポンジヤスリで表面を削り直します。
案外きれいに削れます。
これにて、サポート材の除去と、表面処理を完了します。
塗装するのでこれからサフェーサーとなりますが、上から塗装する色でサフを決めてよいでしょう。
特にどのサフが適している、とは思わないです。
メカサフでもいいですし、クレオスでもいいですし、吹き付ける色で決めましょう。
なお、僕が吹き付けるサフは#1000や#1500ですが、大抵このまま#1500を吹きます。
それでは、今回のサポート除去編はここまで。
(後日追記、変更は有ると思います)