クラフト粒子散布中

ガンプラ工房 クラフト粒子の、ガンプラ作成日記

MG ゼータプラスC1(2) 股関節改修

MGゼータプラスC1、続きです。

フレームを作り直すと、おのずと股関節の改修も視野に入ってきますが

今回はフトモモのロール軸まで一括で管理するように設計してみました。

 

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ポリキャップを仕込み、接着できるように
分割パーツで出力。
腰部ビームガンの為の軸も用意しています。
センチネルの設定ポくなってきました。

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こんなふうに。
余分なポリはカットします。

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ちょっとゴツめにしてみたのですが
ビームガンの装備と、この股関節は丸見えになるので見栄えも気にして。

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足はこのように付くのですが、そのためのパーツも勿論考案しています。

MGゼータプラスの弱点の、足を開けないといった部位をこれで結構克服できるかと。
なお、全開で股関節を開けるようになるわけではないです。45度くらい?は開けるはず(設計上

なお、フトモモ接続部も内部メカが解るように出来ている・・・・ハズ(w


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試しにロール軸をプラ棒で作ってみたところ。
このアナログ試作を元に、デジタルパーツを設計します。

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これが、フトモモのロール軸を再現する軸パーツ

内部フレームにオラァっと接着します。

が、今となっては挟み込みパーツにしちゃってよかったなぁ・・・

作っていて思います(笑



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完成品ではないのですが、一定の寸法でつくった
フトモモ可動軸のメクラパーツ
横から見たときの内部メカ感と、
実はこれから加工するフトモモの外装のロールの為に作成しています。

(あとからわかってくるはず)


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こんな風に軸に挟むことで、フトモモの外装のロールを固定しようというもの。


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フレームのメカ感もあるでしょ?
ポリキャップに被さる仕組みです。
内部ではポリキャップのセンターに軸が通っていると。


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こんな風に、膝のロール軸に様に見えるのです。
しかし、実質フトモモの上に軸があるのです。


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アナログ試作ではこんな感じ。
軸の長さも見なきゃならなかったので、それなりの試作が必要でした。


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 ちゃんとパーツがかぶさると、膝上は横へのスィングのみの可動に見えるでしょう。

 
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大まかなプロポーション変更は、ここまで。
(微調整はします)
左がパチ組、右がフレーム改修後。
頭部の位置や角度も、お腹の中のパーツで固定できるように追加パーツを出力します。

ゼータプラスの膝にロール軸を入れるのは作例でありますが、方法は様々。
今回の改修はちょっと面白かったですよ。

次回は、腕編 です(笑 

MG ゼータプラスC1(1) フレーム修正

今回のお題は、MGのゼータプラスです。
パチ組を並べて、うーんどう修正するか
といった部位が多くて、いまいちスタート出来ない物でしたが
ツィッターで見かけたり、最近はモデグラに作例が載りまして
やっと自分なりのゼータプラスをスタートできそう。

 

で、一番初めに行ったのは、フレームの修正なのです。

 

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ある程度変更可能にモデリングして、まずは試作品を出力。
これから長さ等を変更していくことになりますが、まずはここを出さないと先に進まない。
はい、非変形モデルでいきます。
変形後は別途固定で作ったほうが良いなと。

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そして、わき腹。
こちらも大きく改修することにします。
実は上半身が特によろしくなく。
上からバフーンとつぶしたようなプロポーションになっていますから、そのあたりを全て修正したいのです。

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で、わき腹もモデリングしてテスト出力します。
大分長さが変わるのです。

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フレームとのマッチングを見ます。
この辺りは、お腹の中にセットするブロックでプロポーションが決まる形になりますが
股関節の接続も大きく影響します。

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お腹の長さも、頭部の位置もこの段階で調整幅を見ます。
頭部は、首位置を後方、頭部自体はプラ板挟み込みで延長です。

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で、ちょいと股関節軸も追加してみました。
これも位置決めの為にただの棒ですが
お腹が長すぎるので、あとで修正になるかな。

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 リアアーマーの取り付けも考慮しなきゃならないのですよ。

 一応メインフレームはこんな感じですが、
ディティールも増やしたりして行きますので本番パーツはかなり変わります。

リアアーマーが、背中接続というのがちとイマイチですので、
マウントを別途開発してお尻に移動しますかね。

次回は、股関節編です。

 

 

汎用ハンドパーツ第一弾リリース

松屋汎用ハンドパーツが発売になります。
ざっくりとしたサイズ感ですが、手の甲の幅が11mmといったところです。
一般的に18mのロボットの1/100ほどに該当します。
あくまで汎用パーツですので、手首の軸も色々考慮してみました。

まずは、ハンドパーツの形状のCGと、出力したての状態、サポート材をカットして軽くヤスリを入れただけの状態で紹介したいと思います。

今回考慮したハンドパーツは3種類
軽く握った手、武器を持った手、平手です。

順に紹介していきます。

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こちらが、軽く握った手です。
小指に行くほうに握りが自然に内側に行くようにしました。
一応剣のような武器を持つことを想定はしています。

↓出力した状態

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手の甲については、全ハンドパーツ共通で、差し込んで固定できるものではなく接着するタイプ。
また、手の根本は、手首のジョイントを接着しやすいように、ホールがあります。
1mm真鍮線を通して手首ジョイントを接着することで、折れない手首軸となります。
なお、最後に軸について説明しますが、ABSのような樹脂で出力しているので、ハンドパーツとは素材が異なります。

 

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手の甲の、カバーをつけていない状態での寸法です。
この上から手の甲パーツをかぶせます。
サポート材をニッパーでカットして面を出すのは、この手の甲と、小指側の面になります。

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こちらが、サポ材を取り除いた手の甲です。
ハンドパーツはデザインが似てしまうので、特徴を出すために工夫してみました。
手の甲の中側が少し露出するようにしました。

 

 

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こちらは武器の持ち手
握り手よりも指がひらいていますし、親指の形状も異なります。
また、武器のトリガー形状に対応できるよう、親指パーツが別になっています。

↓出力状態

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親指と、中指先端を接着することで握り手として完成します。
武器の固定は、単純な接着でもよいですが、グリップに真鍮線をとおしたりして工夫してみてください。

 

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こちらは平手
軽く長物を立てて保持できるような
または手のひらに何かを乗せたイメージも再現できるかと思います。

↓出力状態はこちら

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開きすぎないように気を使ってモデリングしました。

写真下の平手ですが、手の甲だけでなく、軸パーツも接着しています。

 

さて、肝心な軸パーツについてですが、6種類付属します。
材質はABSライクという樹脂で出力していて、しなやかで折れにくいです。

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3mmの棒軸4mmのボールジョイント5mmのボールジョイントを作りました。
また、それぞれの軸について20度傾けた物が付属します。
軸の接着は真鍮線を通せるようにダボがありますので、ピンバイスでホールを作ってください。

手首の角度を自由につけるには、20度軸を好きな回転軸で接着するといいです。
小脇に抱える武器等には良いかと思います。

↓出力状態です。

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こちらの3種類の左右ハンド 合わせて6個(武器持ち手の親指含む)
及び、軸パーツ6種類2セットで、1つのセットとなります。

 

先行販売は、釧路市のミヤケ模型さん。
ネット販売はBoothで行います。

kirimatsuya.booth.pm



どうか、よろしくお願いいたします(^-^

 

 

 

1/100スケール想定の、ハンドパーツ試作

1/100のあまり良いハンドパーツがないなぁ・・・と、
以前試作したハンドパーツを改修することにしました。

ちょっと大きめに出力することを考えると、

ディティールの追加

サイズの延長

手の甲は別パーツ


の3点は譲れなかったのです。
1/144は色々あるんですが、1/100は・・・指可動はイラン!と。

ハンドパーツ、急遽必要になったということもありますが
今日ツクッチャオ。 

 

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で、サイズ変更で出力したのがこちら。
軸は、まちがったーーと思ったのですが
別のキットに差してみたらまぁまぁ・・・軸を伸ばす必要はありましたが、行けますね。

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手の甲は、わずかに浮くようにしてみました。
これだけでディティールが違うなぁと。
分離したのは、武器の持ち手になったときに、武器との軸うちが容易になるからです。

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小指に行くにしたがって、だんだん手を閉じている微妙な再現。

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こちら(上)は、軸を変更して出力したもの。

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こちらの腕につけたくてですね・・・・
ええ、ぴったりでした。
この機体ではまだいいのですが、武器を持った時にダルーンと手首が曲がるのも嫌いでして、ちょっとだけボールはキツめ。

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手の甲は、分離であることは説明しましたが
位置決めもしやすいようになってます。
あと、塗装も楽ですよね(笑

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サポート材カット後に、真面目にヤスリをかけてない状態ですが、手の中もなんとなくわかってもらえるかと。
この握り手、ディティールもいいですが、ビームサーベルくらいは持てるかと。

f:id:rallyjapan2010:20210809185306j:image出荷イメージです。

軸は別パーツにできるか、ちょっと考えてみようかな
接着になりますが、手首が弱くなるのが個人的にあまり許せないんですよね(^-^;

ただ、手首そのものは固いレジンのほうがいいですよね・・・今のところ折れそうな雰囲気はないんですが・・・

PLAMAX サーバイン(5) 完成写真

それでは、
PLAMAXサーバインの完成写真です。

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今回は3パターンの撮影を行いました。

それぞれのパターンで写真を並べています。

 

電飾なし、白背景

まずは、普段飾ってある姿から。

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羽のグラデーションが効いていますね。

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小説の中の世界みたいで結構気に入ってます。

しかし、この普段の姿にちょっと味をいれます。

 

電飾つき白背景

その味は、電飾。

目とオーラコンバーターにミライトで電飾しました。

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やはり目に力がはいるので、イメージも変わってきますね。

さて、小説風から、ちょっと変えて

 

電飾あり黒背景

こちらはいつもの僕の撮影スタイルですが

白黒模型という印象ではなくなりましたね(笑

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以上、完成写真でした。

ベイルを付けるか最後まで悩んだのですが、やっぱりつけないで良かったかな。
勿体ないのでHGのサーバインに使ってみようと思います。

PLAMAX サーバイン(4) 筆塗り

さて、いよいよ真面目に筆塗で雰囲気を出していく作業です。 

あくまで挿絵イラスト風、なので出渕さんの水彩画の雰囲気は欲しいのですが、
結局僕の水彩のタッチに(^-^;

 

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しかし、全身の作業で、かつ本当に2色のみで塗っているので
(今回は黒というか灰色ぽい筆塗をしているわけです)
なんだか難しいですね、
陰影はすべて同じ色の濃さで調節です。

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スミ入れについても、同じ色の濃度でバランスを取っていきます。

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大体筆塗り出来たところで、またセミグロスクリアーです。


ただ、オーラコンバーターのクリアーパーツは、単純にクリアー。


羽はわずかにクリアーブラックで陰影を調整したのち、クリアーを2度。


胸とおなかのコクピットハッチは、クリアーブラックでグラデーションしたのち、センターのみクリアー。周りはセミグロスクリアーでグラデ。

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足の黒い筆塗も、濃度調節で2回塗装しています。
セミグロスクリアーを吹いてまた塗る、といったかんじ。

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あと、例外の装備(笑)として
目を光らせます。
実は、目のクリアーパーツ後方はくりぬいてありますので、後方からのLED光で目が光ります。

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テストに使ってるミライト。
エントリープラグみたいです。
あ、実際完成時には、小さいミライトを差し込みます。

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さ、できました!
このキット、可動はしないわけなのですが
このディティール!
凄い良いキットです。

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背面はこんなかんじです。
オーラコンバーターと背中のパーツは一体で背中から外れるようになっています。
ミライトを操作する関係上。
羽も、オーラコンバーターと一緒にまるごと外れます。

 

次回は、写真撮影です。
あ、3パターンの写真撮影をしてみました。

 

PLAMAX サーバイン(3) 合わせ目消し

さて、今回は接着していきながら合わせ目消し

エアブラシでリタッチしていく作業。

 

まずは、第一段階の外装接着。
手足ね。

 

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作業効率もありますが
ヒケないという点もかんまみて
瞬着と硬化剤塗布の上やすりを入れていきます。
場所によっては、今回は鉄ヤスリも必要でしたが、基本はスティックヤスリ。
#600スティックヤスリしたら、#1000や#2000のスポンジヤスリで仕上げ。


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場所によってはマスキングしてからヤスリ入れたほうがいいです。
ヤスる必要がないところも削れたりしますしね。
で、マスキングしたらサフから。
丁重に合わせ目反りしたところに吹いていきますから、低圧でちょびっと噴射。


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同色で仕上げてマスキングはがします。
うまくグラデする必要は今回はないです。

ベタ塗です。

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コシの合わせ目かぁ・・・・今回はパス。
フトモモもパスです。
説明書見る限り合わせ目はあるようで。
本当は腕も全部やらなくていいような。
メカっぽい、生物っぽい中間を考えると難しい話。


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続けて、二の腕と肩の作業に入ります。
すなわち、この作業は3回繰り返してることに。

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さて、まずは組みあがりました。
まだ接着していない場所も多々ありますが、

これはまた筆塗しながらおいおいと

 
ではまた、分解できるところまで分解したらセミグロスクリアー吹き付けます。 

結構ハイペースで作ってます。